石破茂が自民党内で評価が低いのはなぜ?【離党して裏切った過去】

生活
スポンサーリンク

こんにちは。

Jewelです。

 

今回の自民党総裁選は党員投票は行わず、両議院総会という国会議員と都道府県代表者の投票で行うことが決まりました。

結果、自民党内から評価の低い石破茂さんには不利となり、この選挙は「石破外し」「石破つぶし」の選挙と言われてしまっていますね。

 

というのも、本来の自民党総裁選挙=党員選挙であれば、党員の投票数が今回行われる選挙方法より2倍以上になりますから、

国会議員より党員から人気の石破さんには有利な可能性があったわけです。

 

事実、2012年に行われた、自民党総裁選挙の党員選挙では、石破さんは安倍さんに党員の票の数では勝っていた過去もあります。

しかしながら、石破茂さんは全体の過半数の票は獲得できず、2位だった安倍さんと、最後国会議員のみで行われた決選投票で負け、安倍さんが首相となったわけです。

 

 

>>自民党総裁選挙の仕組み、「党員選挙」や「両議院総会」の分かりやすい解説はこちら
次期総理大臣の決め方~自民党総裁選挙の仕組みを分かりやすく解説

 

 

党員=その党の条件を満たした市民ですから、より私たちに近い考えを持っている方々からの支持も高く、世論調査でも次期総理候補としていつも上位にいる石破さん。

 

 

なぜ自民党内の国会議員からは人気や評価が低いのでしょうか。。。

 

今回は、石破茂さんが自民党内で評価が低い理由を、過去の自民党離党の背景から分かりやすく解説していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

石破茂が自民党内で評価が低いのはなぜ?【離党して裏切った過去】

 


最近、元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹弁護士が、石破茂さんに対し、自民党を離党して野党で勝負することをすすめたとして話題にもなりましたね。

 

(石破氏の)政治家の人生はそんなにあと20年も30年もないので。僕だったらですよ、石破さんみたいな立場になったら、野党に行っちゃいますけどね。野党で勝負したらいいじゃないですか。石破さん、国民的な人気があるんだから、野党に行って、野党の党首に行ってですね、自民党と戦ったら僕いいと思うんですけどね。国民的な人気があることは間違いないんだから

引用元:デイリー(橋本徹氏の発言)

 

まあ、確かに今の野党は、勢いもあまりなく、自分の主張をしっかり持っていて、国民の人気も高い石破さんが自民党を離党して野党にいくことで政権も変わるかもしれないですよね。

 

でも、この話、実は裏の意味としては、「自民党の総裁・党首=総理大臣にはなれない」という事を意味した発言でもあるんですね。

つまり、石破茂さんは自民党ではトップ、総裁・党首にはなれないよということです。

 

自民党が苦しかった時代

自民党は、多くの人の中でしばらくの間、与党つまり政権を握っているイメージがあると思いますが、実は何度か政権を野党に奪われ、一時は野党の立場になっていたことがあります。

 

細川護熙氏が総理大臣になった時をご存じでしょうか。1993年の8月ですね。

27年前のことですから知らない方も多いかもしれませんが。。。

細川護熙元総理の政権は、自民党に反対する合計8党派の連立政権でした。

この時長らく与党として政権を握っていた自民党が野党になったわけですね。

 

 

なぜ、自民党は野党に政権を奪われてしまったのかという話になると思うのですが、

細川護熙氏が総理になる前は、1991年から自民党の宮澤喜一氏を総理とする宮澤内閣が当時の政権を握っていました。

その時の副総裁が悪名名高い金丸信氏だったんです。

 

金丸氏による、5億円のヤミ献金が発覚(金丸事件)し、副総裁を辞任することになり、罰金20万円の略式起訴を受けるも、金丸氏は世論の強い反発によって議員辞職に追い込まれました。

この金丸事件によって、政治改革の実現を求める世論は再び盛り上がりまして、与野党ともに政治改革に取り組んでいくようになります。

 

1993年に金丸氏が脱税容疑で逮捕されると、世論の政治改革の要望はさらに強まり、宮澤氏も政治改革の約束をしますが、結局果たせない状況が続きました。

政治改革の法案すら提出できない宮澤内閣にしびれをきらした野党がついに「内閣不信任決議案」を出し、可決されたわけです。

 

 

結果、宮澤氏は同日衆議院を解散し総選挙によって国民の真意を問う形をとり、最終的に細川護熙元総理率いる8党派の連立政権に政権を渡し、自民党政権が終わったわけです。

 

 

石破茂が自民党を裏切って離党した過去

自民党への反発政党が次々に生まれ、政権も奪われ、自民党にとって苦しい立場に追いやられていたまさにその時、石破茂さんは何をしていたのでしょうか。

 

まず、宮沢内閣に対し、内閣不信任決議案を出された際に、同じ自民党であるにもかかわらず「賛成票」を投じます。

つまり同じ自民党の宮沢内閣は内閣としてふさわしくない!と主張したわけですね。

石破さんぽいと言えばぽいですが笑

悪いものは悪いときちんと自分の意見を持っている今の石破さんと変わらないですね。

 

その後も野党に転落した自民党の方針に反して、細川護熙内閣の法案に賛成するなどしたため、自民党から役職停止処分を受け、その後自民党を離党したのです。

その後新進党結成に参加しています。

一回自民党を辞めたわけですね。

 

別に政治家にとって新党を新しく設立したり、ほかの政党に移ることは珍しくありません。

ただし、一回離党した政党にもう一度出戻るのはまだ許せたとしても、一度離党したにもかかわらず、元サヤの自民党のトップになれるほどは甘くないのです。

 

もう古い話じゃないかと思われる方も多いかと思いますが、自民党にはもちろん古い考え方の人が沢山います。

当時の苦い思い出を味わってきた人たちからすると、石破茂氏に対して「さすがに党首・総裁を任せるわけにはいかない」と考える人も多いわけです。

金丸事件はヤミ献金5億円という世紀のスキャンダルですからね。

 

当時の自民党にとっては信頼の回復も含め、今があるのも当時から自民党を支えてきた自民党議員の努力があってこそです。

 

そういったわけで、当時からから自民党に在籍し続けている議員も含め、石破茂氏が自民党内で評価が低いのはそもそもこの根強い問題があるからです。

もちろん、スキルは評価されていますので大臣なんかは安倍政権でも任されています。

 

とはいえ一度自民党を辞め、自民党に反対する党の設立の参加までした人に対して信頼などおけるわけがない、と考える人が多いのは納得できますね。

 

 

橋下徹氏も

自民党の色んな人たちは、一回出てった人間なんてのは絶対出世させないというのは皆思いますよ。そういうことをやらないと、どんどんどんどん勝手に出て行くじゃないですか。だから組織を守るためにも、絶対石破さんを出世させないというのは多くの人が思っているのは間違いない

引用元:デイリー(橋本徹氏の発言)

との考えを持っていますね。

 

 

石破茂が自民党内で評価が低い理由

  • 自民党が野党に追いやられた苦しい時期に自民党を離党
  • 新党結成までしたのに、また自民党に戻ってきた
  • この裏切りが自民党議員からすると「自民党の党首」になるには納得がいかない
  • 裏切った経緯があるから自民党内で信頼が薄い

 

こういった事実が自民党内にはあるわけですね。

安倍政権に対して批判的であったり、中韓関係においての発言などが取り上げられることも多々ありますが、実は一番この根っこの部分が自民党内での評価が低い理由だったんですね。

 

 

生活
スポンサーリンク
Jewelをフォローする
スポンサーリンク
旅プロJewelの「理想のライフスタイル」のススメ

コメント

  1. […] >>石破茂氏が自民党内で評価が低い本当の理由はこちら↓↓↓ 石破茂が自民党内で評価が低いのはなぜ?【離党して裏切った過去】 […]

  2. […] >>自民党内で石破さんの評価が低い本当の理由はこちら 石破茂が自民党内で評価が低いのはなぜ?【離党して裏切った過去】 […]

  3. […] >>石破茂氏が自民党総裁になれない理由についての記事はこちら 石破茂が自民党内で評価が低いのはなぜ?【離党して裏切った過去】 […]

タイトルとURLをコピーしました