こんにちは。
旅プロJewelです。
海外ネット通販は、特に高級ブランドの商品を買う際、そもそも高い商品が日本で購入するよりだいぶお安く買えますので本当におススメです。
とはいえ「海外から発送される」ということは、消費税はどうなるの?免税?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかも海外からだと送料が高そう!とか、もう少し詳しい方だと、関税は取られないの?という疑問もあるかと思います。
もし消費税や送料、関税が高く取られたら、結局日本で買うのより高くなってしまいそうにも思えますよね。
じつは、そうなる場合もあります。。。。
過去に私もそうなってしまった経験があります。。。
10年位前に海外ネット通販をはじめた初期のころ、知識が浅かったので、日本より数万円安くなる予定だったレザージャケットが日本のお値段より高くなり悔しい思いをしました。
ですのでその経験を踏まえ、消費税などの商品本体にかかる値段以外にかかってくるお金や注意点などを今回は書いていきたいと思います。
海外サイトでネット通販する際に知っておくこと
まず、海外のサイトで商品を購入した場合、関税、消費税は基本的にかかるものだと認識してください。※例外も後ほど説明します
関税や消費税の前に理解しておくことと課税価格
今回解説する内容は、あくまで「個人使用のために購入した場合」と限定します。
私のように、個人でほしいものを海外から買う(輸入)場合のことで、商用(転売や仕入れ)目的ではないことを前提とします。
輸入した商品にかかってくる税金が、「商用目的」か「個人利用目的」かによって変わってくるからるので、今回は「個人利用目的」のお話をします。
この2つで何が変わってくるのかというと、
購入した商品の、関税や消費税を算出するための基準となる「課税価格」が変わってくるのです。
課税価格は、今後関税や消費税を算出するのに重要になります。
今回説明するのは、「個人利用目的」ですので、海外での販売価格に60%をかけた金額が課税価格となります。
例えば海外価格で10,000円の商品を購入していれば、「課税価格」は10,000円×60%の6,000円となるわけです。
気を付けなくてはいけないのは、「商用を目的として購入した場合(誰かに売ったり)」する場合は課税価格そのものが高くなります。(販売額×60%ではない)
なので、課税価格を安くするために、個人輸入と偽って、輸入した商品を販売することは脱税行為にあたり、関税法違反になります。
気を付けましょう!
関税と消費税が免除されるケース
先ほど「課税価格」に関して説明をしましたが、この価格は、消費税や関税がいくらになるかを決めるために重要な価格となります。
ただし、関税定率法では、「課税価格の合計が1万円以下の場合は、その関税および消費税が免税される」となっています。
つまりは、15,000円の海外価格の商品を買った場合、15,000×60%で9,000円が課税価格となり、関税や消費税がかかる対象にはならないという事です。
ただし、15,000円の商品を3つ買っている場合は法律が定めるところの「課税価格の合計が1万円以下」にはならないので、関税や消費税がかかる対象となります。
つまりは課税価格が1万円を下回るものを複数同時に買った場合は、それぞれの商品の課税価格の合計金額が「課税価格」となりますので、1万円を超えてしまえば免税とはなりません。
商品の購入金額に60%をかけて課税価格を算出するため、商品の購入金額が16,666円以下であれば16,666円×60%=9,999.6円となり、免税の対象となりますので、
よく「16,666円以内の商品であれば関税や消費税がかからない」と言われるのはこの計算式から編み出されているのです。
関税と消費税を払うケース
関税と消費税を払うケースは課税価格が1万円を超えた場合となるわけですね。
そして税金とは別に通関手数料というものが発生します。
関税には2種類の税率があり、課税価格(販売価格×60%)が20万円以下の場合は「簡易税率」、20万円を超える場合は「一般税率」が適用されます。
多くの方のお買い物はおそらく「課税価格」が20万円未満なことが多いとは思いますのでだいたいの関税率の目安はこちらを参考にしてください。簡易税率表
ただし、以下の商品は、20万円以下の場合は「簡易税率」というそもそものルールが適用されません。一般税率を用いて関税の計算となります。
- 米などの穀物とその調製品
- ミルク、クリームなどとその調整品
- ハムや牛肉缶詰などの食肉調製品
- たばこ、精製塩
- 旅行用具、ハンドバッグなどの革製品
- ニット製衣類
- 履物
- 身辺用模造細貨類(卑金属製のものを除く)
一般税率はこちらをご確認ください
毛皮、革製品、靴はちょっと関税率が高くなるので要注意なのです。
さらには、こんなケースもありますので注意しましょう。
課税価格が1万円以下であっても、関税や消費税を支払う対象となる商品があります。
特に、革製のカバン、ハンドバッグ、手袋等、編物製衣類(Tシャツ、セーター等)、スキー靴、革靴及び本底が革製の履物類等は注意しましょう。
関税や消費税について、注意点
関税について
では具体的に関税に関してお話しします。
例えば、私は数万円前後の普通の洋服、ファッション小物などが多いので、10%が徴収される関税になりますね。
その場合、
20,000円の海外価格の洋服を購入すると20,000×60%の12,000円が課税価格となり、
その10%が関税分になりますので12,000×10%の1,200円。
20,000円の洋服で徴収される関税は1,200円となります。
消費税について
海外から商品を購入しても、日本の消費税がかかります。
消費税は、課税価格と関税額を足した金額に対して、現在の消費税率である10%をかけることで算出できます。
上記の2万円の商品の消費税の算出方法は
20,000円の海外価格の洋服を購入すると20,000×60%の12,000円が課税価格となり、
先ほどの関税額が1,200円でしたので、課税価格と関税額を足すと13,200円となります。
そこに消費税10%をかけると、13,200×10%で1,320円となります。
20,000円の洋服で徴収される消費税は1,320円となります。
結果、20,000円の商品を購入した私は、関税と消費税が1,200円と1,320円かかり、2,520円が海外商品価格に上乗せされることになるという事です。
注意点
そのほかの注意点としては、
海外から輸入された商品は税関で通関手続きを行います。
通関手続きは運送業者等が代わりに行なうのですが、この手続きにかかる手数料が通関手数料で、先ほどの、関税と消費税に追加されます。
通関手数料は、商品の運送方法よって異なります。(国際郵便と国際宅配便)
また、送料も無料だったり、条件付きの送料だったりと、海外サイトによっても異なりますので、その点をチェックしたうえで、配送方法も選ぶのが得策です。
また、これらの税金は基本的には日本郵政や宅配業者を通して納めます。
配達員の方にその場でお支払いするか、銀行窓口や郵便局の貯金窓口で納付することで荷物を受け取れます。
海外のネット通販を使う上での知識
関税や消費税の知識は、海外のネット通販をする上で非常に重要な知識となってきます。
知らずにお買い物をしてしまうと、せっかく日本よりも安い価格での購入を期待していたはずが、逆に高くなってしまった!なんてこともあります。
海外の信頼できるネットサイトで、是非お安くほしいものをゲットしてください!
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