こんにちは。
Jewelです。
最近、ニュースでコロナが「市中感染」しているしていないって話を耳にしませんか?
市中感染って、最初私は空気感染してる状態のことかと思ったのでそうなったらいよいよまずいと思いましたが、実は空気感染の事ではなかったんですよね。
菅官房長官がコロナの感染者が増えていることに対して「市中感染が大幅に広がっているわけではない」と言ったのがきっかけです。
【菅氏 市中感染広がっていない】https://t.co/MFNdKX0rgM
菅義偉官房長官は15日の記者会見で、東京都などでの新型コロナウイルス感染者増を巡り「市中感染が大幅に広がっている状況にはない」と表明した。都は警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げ。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 15, 2020
今回は、市中感染とは?というところから、空気感染や飛沫感染との違いなどについても分かりやすく解説していきます。
空気感染と飛沫感染では対策の仕方も変わってきますから大事なことですね。
市中感染とは?コロナは空気感染?飛沫感染?
市中感染とは
「市中感染」とは簡単に言うと
病院などの特定の医療機関に立ち入ることがない、普通の日常生活を行っている人が感染してしまうこと、状況
を意味する言葉ですね。
言い換えると、病院などに行くことがない(感染者に接触する機会が基本的にはないと考えられる)通常の日常生活を送っている場合、
本来、感染するリスクはないはずですから、市中感染は起きないんです。
しかしながら、コロナウィルスの場合、病院や医療機関に行ってない人も感染しているので、「市中感染」が起きている状況になっているんですね。
接待や飲食店、カラオケなどでクラスターが発生したりしていて、そこで感染した人が自宅で家族と接触して感染者が増えたりもしています。
更には感染経路がが分からない、つまりクラスターが発生した場所にも行っていない、病院にも行っていない、感染者との接触もないはずなのに感染している人もいます。
ということは、コロナウィルスは「市中感染」している状況にあるわけですね。
今回、菅官房長官が「市中感染が大幅に広がっているわけではない」と言ったのは、いわゆるクラスターになったお店や感染経路が不明な人が大幅に増加したわけではない
というのが分かりやすい解釈なのかなと思います。
基本的には「市中感染」は「院内感染」と対になっている言葉になりますから、院内(病院)の入院患者、外来患者、見舞い、医師、看護師、関係職員の間で感染していない場合は
全て市中感染となりますね。
インフルエンザなんかも、職場などで市中感染になることも多いですね。
市中感染と、空気感染や飛沫感染の違い
簡単に言ってしまうと
- 市中感染 ⇒ 感染する場所
- 空気感染、飛沫感染 ⇒ 感染の仕方
と、そもそも種類が違うものになります。
つまり、空気感染でも飛沫感染でも市中感染することはありますね。
先ほども話した通り、「市中感染」は「院内感染」と対義語の言葉ですから、「どこで」感染したのかという分け方に使われます。
「空気感染」や「飛沫感染」は、その病原菌やウィルスなどが、「どのようにして」感染するのかという分け方に使われるわけですね。
空気感染
ほとんどの病気は空気感染しないと言われています。
空気感染は、
感染者の口から出たウィルスや病原菌などの粒子が軽い場合に起こります。
空気中にふわふわ浮いてしまい、風などによってどこまでもいけますし、マスクをしていても布マスクや不織布マスクだと繊維の目が粗いため、
通り抜けてしまいます。
結核などがいわゆる空気感染するウィルスといわれますが、結核は患者以外の人の口に入ったからといってすぐ感染するわけではないです。
コロナウィルスが空気感染だとしたらもっと患者数は増えると考えられますし、今の対策では不十分となってしまいますね。
布マスク等では防げないようになってしまいます。
もっと効果の高いマスクの着用が必要となりますね。
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飛沫感染
コロナウィルスは現在、飛沫感染するウィルスとされていますね。
飛沫感染は、
空気感染するウィルスの粒子と異なり、粒子が少し重い場合に起こります。
空気中にふわふわ舞わず、ウィルス自体が1m範囲で下に落ちる状態ですね。
感染患者の口などから出た飛沫が空気中に舞わず、下に落ちてしまうウィルスや病原菌がこれにあたります。
なので、空気感染とは大きく異なり、感染者をきっちり把握することで、その人がいた場所や接触した人が分かれば、感染の可能性のある人をたどって、
その先に感染者を増やさないように対策できるわけです。
とはいえ現在、まったく空気感染しないウィルスだとは専門家も言い切れていないようです。
※岡部国立感染研究所感染症情報センター長の講演内容をまとめた記事↓↓↓
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飛沫感染で市中感染しているコロナのまとめ
現在、コロナウィルスは飛沫感染で感染するとされており、市中感染の状況の中の対策は、
多くの方が実践されている
- マスク着用
- 手洗い、うがいの徹底
- 消毒の徹底
- 3密を避ける
- ソーシャルディスタンスを保つ
を引き続き行っていくことがベストになりますね。
また、市中感染はどこでおきているのか「場所」をさしますので、不要不急に出歩かないというのは「市中感染を大幅に広げない」ためにも、理にかなっていますね。
空気感染の例が認められ始めると注意が必要になります。
現状の対策とはまた変わったものになると思われます。
窮屈な日々が続きますが、自分自身も無症状の患者の可能性もあるという自覚を持ちながら日常生活を送っていきましょう。
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