次亜塩素酸で手指の消毒はできない？【何ならコロナに効果あるの？】

こんにちは。

Jewelです。

コロナの予防のための消毒アイテムとして「次亜塩素酸」を使った商品が多数売られていたり、安全性もうたわれていましたが、

5/29に

NITE＝製品評価技術基盤機構は、新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。NITEでは噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています。

引用元：NHKニュース

との発表がありました。

つまり、新型コロナウィルスに対しての、消毒目的での使用の効果に関して科学的な根拠が示されていないようです。

まだ、中間発表の段階ですので、今後効果が認められる可能性もありますが、今は

加湿器などで噴霧することやスプレーボトルなどで手や指、皮膚に使用することは安全性についての科学的な根拠が示されておらず控えてほしい

と呼びかけています。

なので今回は、次亜塩素酸を使わない方がいいなら、何ならコロナへの対策、予防できるの？という観点から、しかるべき研究結果があるものを紹介していきます。

次亜塩素酸が手指の消毒はできない？～コロナに効果ない？

元々、

次亜塩素酸水は、厚生労働省が定める次亜塩素酸を主成分とする水溶液のことで、 アルコール消毒液に比べて刺激が少なく、 肌に優しいことで近年注目されている除菌水溶液として、

飲んでも大丈夫

という話もあったのですが、、、、

そもそもアルコール消毒のジェルやスプレーが売り切れていたり買えないから「次亜塩素酸」がいいとなったりもしたわけで。

また、アルコールよりも手指への刺激が少ない、肌に優しいということを見聞きして使われていた方も多いのではないでしょうか。

次亜塩素酸で手指の消毒がだめなら、何なら大丈夫なの？となりますよね。

何ならコロナに効果があるの？

アルコール濃度は50％以上で効果あり

今では店頭で見かけることはないのですが、コロナ前によく見ていた手指の消毒のスプレーのアルコール濃度が「70％」と書かれていたのを見た方もいるのではないでしょうか？

それにより、アルコール濃度は70％以上じゃなきゃ消毒に効果がないのでは？と思われている方も多いのではないでしょうか。

アルコール濃度は高い方が効果は高そうに見えるのですが、「何を」消毒したいのかが重要になります。

色々な細菌からウィルスまでありますが、今回はコロナを退治したい、死滅させたいという事であれば、アルコール濃度50％のジェルやスプレーで効果がある、コロナの不活化に効果があったとの2020年4月の研究が発表されています。

>>詳しい記事はこちら↓↓↓

コロナに有効なアルコール濃度は？【最新の大学研究からの真相】

※北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室Ⅰ 片山和彦教授らの研究グループの研究結果となります。

アルコール50％以上であれば、多少手指の肌荒れも軽減されるのではないでしょうか。

界面活性剤もコロナの不活化に有効

こちらは手指の消毒ではないですが、次亜塩素酸は空間消毒にも使用されていた方も多いかと思います。

空間消毒にも次亜塩素酸が使えないとすると、普通に私たちが購入できる商品として、界面活性剤が入った除菌スプレーはコロナの不活化に効果があったという研究結果が発表されています。

※こちらも北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室Ⅰ 片山和彦教授らの研究グループの研究結果となります。

>>詳しい記事はこちら↓↓↓

界面活性剤のコロナウイルスへの効果は？～大学研究論文お墨付き商品

コロナに有効な界面活性剤リスト 【明日から使える商品20選】

次亜塩素酸以外の手指の消毒方法

手指の消毒は、アルコール濃度50％でコロナの不活化に効果があるので、今ではだいぶ商品も買えるようになりましたね。（70％以上はなかなかないので、、、）

まだ次亜塩素酸でのコロナ消毒の効果に関しての研究は途中段階のようですが、いったんアルコール商品に切り替えたほうが良さそうですね。

アルコール濃度56％のジェル↓↓↓